2021-01-01から1年間の記事一覧
今朝初雪が降り、ほんの僅かであるが庭が白く染まった。 師走らしく、『第九』の響きが似合う季節になってきた。 『第九』合唱団のステージへの入場は、最初からステージにいて、第4楽章が始まる前まで座っている場合と、第2楽章と第3楽章の間にステージ…
静寂した中にも期待の込められた空気の中で、ついにタクトが振られた。 神秘的な細かい刻みの第1ヴァイオリン、ヴィオラそれにコントラバスの響きとホルンの優しい響きの音にのって奏でる冒頭は、これから始まる物語を暗示するかようだ。なんと素晴らしい協…
〇新型コロナウイルス感染が拡がり、”緊急事態宣言下”である今でこそ、世界の人々が平和に安寧に暮らすことを祈り、「第九交響曲」の意義を深く理解し、演奏の響きを思い描こう!! 僕のパートはテノール1。30年も歌っているのでドイツ語歌詞は十分に暗記…
<40年前 第九出演10回連続で頂いたサイン入り写真> 8月15日・・・終戦後76年が過ぎた。 たった76年である。というのも、昭和20年以前に生まれた方、つまり76,7歳以上の方は、終戦以前の生まれである。 友人の中にも、お父さんやお兄さん…
真夏の『第九』大合唱 ♩(^^♪ 早朝の爽やかな鎮守の森 愛犬サクラといつものように朝散歩 杜の木漏れ日 傍らの石階段に座り、耳を澄ませば 聞こえてくるのは ♬セミの大合唱(^^♪ 賑やかなハーモニー 曲目は『セミの 真夏の第九』であろうか 歌っている合唱団員…
1824年に初演された『第九』 と 5世紀後半に作られた『万葉集』(1-2)欽明天皇の歌に詠まれた込められた理想・精神に何かしら類似点があるように感じたので綴ってみた。 <第九> Freude, schöner Götterfunken, Tochter aus Elysium, Wir betreten …
暫くお休みしていた『第九へのつぶやき』の後編を綴ったので、笑読していただければ幸いです。 1824年に『交響曲第9番(合唱付)』の初演があったことは既に前項で紹介しました。 ベートーヴェン52歳。 その1年前の1823年に『荘厳ミサ曲』が完成…
合唱といえば『花』つまり滝廉太郎の♩春のうららの墨田川・・(^^♪ であろうな。 小学校の時も、中学も高校も、又巷のコーラスグループでも、老若男女が愛する合唱曲ですね。 ”青春カレッジ”というイベントでも、春には必ず皆さんと一緒に大声で歌うのが楽し…
文政7年(1824年)の世は、第11代将軍徳川家斉の治世であった。 家斉といえば、「子だくさん」で有名である。 「大奥」というハーレム的な場所に足しげく通い、妻妾が16人、子供は男子26人、女子27人が誕生したという。精力家だったんですね・…
前号で1964年東京オリンピックでの「ドイツ統一チーム」の国歌として『第九』が演奏されたことを綴りました。 それから、25年後の1989年、ついにベルリンの壁が崩壊し、念願の国家統一がなされ、東京オリンピックでの「ドイツ統一チーム」の夢が叶…
2020年に東京オリンピックの開催が決定したが、残念なことに新型コロナウイルスの世界的感染拡大という異常事態に遭遇し、2021年(今年)の夏に延期となった。現状の世界状況からみると、今年の開催も非常に危ぶまれる。疫病の拡散という事態は瞬時…