岡崎フロイデ男声合唱団 公認ブログ

愛知県岡崎市を中心に活動をしている男声合唱団です。

『第九An die Freude(歓喜の歌)』へのつぶやき(No.4) ♬ 「第九」と1964年東京オリンピック ♪ :2021.1.2号

 

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2020年に東京オリンピックの開催が決定したが、残念なことに新型コロナウイルスの世界的感染拡大という異常事態に遭遇し、2021年(今年)の夏に延期となった。現状の世界状況からみると、今年の開催も非常に危ぶまれる。疫病の拡散という事態は瞬時に消滅とはいかないので、命を優先した考えをもっと真剣に考えていただきたいものだ。

 さて、小生がちょうど20歳の1964年「東京オリンピック」が開催された。戦後復興の勢いをこのオリンピックにぶつけた格好で、とってもエネルギッシュで夢があった大会であった。
 世間は、オリンピックムード一色になり、経済・産業も活気づき、音楽・歌も多くの歌手が「東京オリンピック」を讃えた歌を歌っていました。三波春夫の「東京オリンピック音頭」で町の盆踊りに夢中で踊った記憶があります。ザ・ピーナッツ坂本九(さよなら東京)その他、いっぱい思い出します。

 入場行進曲は、2020年NHK朝ドラでブームを湧き起こした「エール」の主人公・古関裕二が作曲した“東京オリンピックマーチ(行進曲)”は最高であり、マーチに合わせて赤い(オレンジ)色のブレザーと白いズボンの日本選手団を見たときの心臓の高鳴り、昂揚感は未だに忘れず、マーチを聞くたびにその光景が目に浮かぶ。
 中学時代ブラスバンド部でトランペットを吹いていたので、マーチ(行進曲)は大好きで、中でもこの「オリンピックマーチ」は私の評価では最高傑作!。

◎「第九」とオリンピック・・・・
 当時東西に分かれていたドイツが統一チームとして参加したときの「国歌」は、この『第九』だったんですよ。素晴らしいことでした。
 現在はEUの「国歌」として、『第九』が用いられ、雄大な感じがする。

 このような『第九』思想観のルーツはフランス革命にあるとか。つまりドイツ啓蒙思想の流れをくみ、前号でも紹介した「自由、平等、博愛」というフランス革命の思想を先取りしたシラーの詩(原詩)を一般大衆に歌ってほしいから、ベートーヴェンは、ニ長調で♪♯ファ♯ファソラソ♯ファミレミ♯ファー~ミミ・・・・と、だれにでも歌える簡単なメロディーで書いた、という人もいる。