岡崎フロイデ男声合唱団 公認ブログ

愛知県岡崎市を中心に活動をしている男声合唱団です。

『第九 An die Freude(歓喜の歌)』へのつぶやき       ○第2楽章は 「ティンパニ」が主役だ :2021.12.26号   

今朝初雪が降り、ほんの僅かであるが庭が白く染まった。

師走らしく、『第九』の響きが似合う季節になってきた。

 

『第九』合唱団のステージへの入場は、最初からステージにいて、第4楽章が始まる前まで座っている場合と、第2楽章と第3楽章の間にステージに入り、第4楽章が始まる前まで座っている場合の2方法がある。私の経験では、第2楽章と第3楽章との間にステージに上がり座り、第4楽章になると立ち上がることが多かった。
 だから、第2楽章はステージの袖にいて聴いていることが多かった。

因みに、直前練習で「立ち上がる稽古」するんだ。

”よいしょ”とグズグズして立ち上がっては、お客さんから見れば実に滑稽であろう。

だから、指揮者がサインを出したり、第4楽章が始まったタイミングで立ち上がるんだ。 立ち遅れまいと必死である。・・・・相撲の立ち合いのようだ?


第2楽章は「ティンパニ」が大活躍!
 二つの主題が交互に演奏され、フーガの如く繰り返し繰り返し演奏され、第4楽章のクライマックスへの予感を感じさせてくれる。
 合唱団はステージの袖で繰り返し奏でられる主題を聴き、「さあ出番だ」と意気込んでいると、また繰り返しの旋律が奏でられる。
 心は次第次第に昂揚する。手に汗が出てくる。・・・・・蝶ネクタイが曲がっていないか、同僚と顔見合わせ奮闘を誓い合う。

ティンパニ」が随所に響く。
本番前には「ティンパニ」奏者がティンパニに耳を近づけ、皮の張り具合やホールの乾燥具合を入念にチェックして調整していた。

 この楽章は、斬新さを持った楽章だ。

 『第九』の演奏時間は指揮者により随分と異なり、30分以上の差があると認識している。

ステージの袖に待機しているとき、“今日の演奏時間は何時もより早いテンポだなあ”とか、“いつもより遅く落ち着いたテンポだなあ”とかを感じ取ったりもしていた。

 

ティンパニ」のバチが折れてしまったことがあったなあ。

急いで、「ティンパニ」の下に置いていたバチを慌てて取り出してた。