岡崎フロイデ男声合唱団 公認ブログ

愛知県岡崎市を中心に活動をしている男声合唱団です。

新しい練習曲 ♬ アムール河の波 ♪(男声2部):2022.5.15号

ロシアコーラスらしい?曲の代表ともいえる、堂々とした歌です。

僕自身は、混声4部合唱として歌った経験があります。

3拍子のワルツでありながら、広大な平原を豊かに悠々と流れる”アムール河”への想像を高くする。

歌詞の中で、「しろがねなし」と歌っていたが、正確な意味を知らず歌っていた。あらためて調べてみると、「しろがねなし ⇒ 白銀成し」であり、アムール河の川面の情景であることを理解した。

♪自由な河よ アムール♬から曲調も変わり、人々の自由への想いが描かれている。

 

現実のウクライナへのロシア侵攻の自由解放とうたっている想いとは かけ離れている。

”ふるさとの平和を守れ”とも歌っている。

ふるさとは、わが故郷であり、何人も侵してはならないのだ!!

<解説> 

『アムール河の波』は、日露戦争中の1903年から1905年の間に作られました。アムール河をたたえる現地民謡をワシレフとポポフがロシア語に訳すとともに、歌詞を付け加え、それにキュスが曲をつけてこの傑作ができあがりました。
原題は"Амурские Волны"。
 流麗でありながら迫力もあるワルツで、わが国でも合唱曲としてよく歌われています。

本曲は、キュッツ作曲のワルツ「アムール河の波」の今村 康さんの合唱曲編曲で、歌詞は合唱団「白樺」の訳詞です。

 

<アムール河>

 アムール河はロシアのシベリア南東部と中国東北部との国境およびその付近を流れる北東アジア第一の大河。満州語でサハリン・ウラ、モンゴル語でハラムレン、中国語で黒竜江あるいは黒河と呼ばれます。

 

 

アムール河の波

          

        作曲:M.A.キュス、作詞:不詳
         補詞:K.B.ワシレフ・S.A.ポポフ
   日本語詞:合唱団白樺

<歌詞>
見よアムールに波白く
シベリアの風たてば
木々そよぐ河の辺に 波さかまきて
あふれくる水 豊かに流る
舟人の歌ひびき
くれないの陽は昇る
よろこびの歌声は 川面をわたり
はるかな野辺に 幸をつたえる
うるわしの流れ 広きアムールの面(おも)
白銀(しろがね)なし さわぐ河波
広き海めざし 高まりゆく波
白銀なし さわぐ河波  ※“なし”は“成し”。川の流れが白く銀のように輝いている様子の表現
自由の河よアムール うるわしの河よ
ふるさとの平和を守れ
岸辺に陽は落ち 森わたる風に
さざなみ 黄金をちらす
平和の守り 広きアムール河
わが船は行く しぶきをあげて
舳先(へさき)にたてば 波音たかく
開けゆく世の 幸をたたえて
見よアムールに波白く
シベリアの風たてば
木々そよぐ河の辺に 波さかまきて
あふれくる水 豊かに流る