OFC通信 : 「カルミナ・ブラーナ」コンサート 万感の思い :2014.4.27号
4月26日 日曜日 場所は知立市パティオシアター「かきつばた」ホール
会場800余席は満席のお客さんで、『カルミナ・ブラーナ』の演奏が始まるのを固唾をのんで待っていた。
松尾葉子先生の指揮棒が降ろされた!!
♪ O Fortuna ♪ と会場の隅々まで響く力強い合唱の響き!
ついに「カルミナ・ブラーナ」のコンサートが始まった。
170名ほどの大合唱団はステージ後方で7段の階段上に整然と並び、ステージフロアーは立錐の余地もないほどいっぱいの大編成のオーケストラ。
なんと歌っていて心地よく、一心不乱に”タクト”に導かれるがごとく、心広く歌い続けた。
・バリトンソロ(木村さん)の力強くかつ繊細な歌声。
・テノールソロ(橋本さん)のなんと透明感あふれる高 音の魅力的響き。
・ソプラノソロ(金原さん)の甘くもあり艶のある流れるような響き。
自分の歌うことも忘れるほど聞き惚れてしまう。
フッとわれに返った。
さあ、もっとも難しい No.14 In taberna である。
本当に難しい。 早口、音程、リズム、言葉・・・・すべてが完全でないと歌えない。
暗譜しかない。(長谷先生の言葉が耳から離れない)
何とか、何とか???完全とはいかないが暗譜し、松尾先生のタクトを凝視して歌った。
長時間立っているのもつらい。ゲネプロは足が痺れたが、本番はステージの現実に痺れた。
一生の中でも記念すべきコンサートに立てたうれしさは真である。
♪ Ave formosissima ♪ を歌っているときは、これ以上声が出ないほど力強く、かつ高音に挑戦した・・・・・興奮の坩堝にいる自分。
再度、♪ O Fortuna ♪ である。
歌い上げたぞ!という達成感で満ち溢れた。
歌い切ったとき、会場のあちらこちらから『ブラボー』『ブラボー」の歓声。
思い返せば 1年半にわたる練習の集大成である。練習に精進すればするほどこの感激も倍加する。
50年来の友人寺田君に奉げた歌声である。
だがやはり一緒に歌えなかったことは、至極残念である。
『岡崎フロイデ男声合唱団』の団員一人ひとり 本当によく練習されました。
我が団にとって、素晴らしいページが刻まれました。