2014年歳時記 : アジサイ(紫陽花) : 2014/07/01号
今日のわが家の庭の花は、『アジサイ(紫陽花)』です。
6月30日に友人と、幸田のあじさい寺「本光寺」と、形原「あじさい祭り」に紫陽花を観に出掛けました。祭りは30日がラスト。もう紫陽花は枯れた花ばかりと覚悟していきましたが、「ナンのナンの」! 美しい紫陽花が所狭しと咲いていました。新種の紫陽花も幾多ありましたが、気に入った紫陽花の値段は5000円。上手く育てればそれなりの満足度もあると思いますが、「花見ずして枯れてしまったら」とても悔しく居たたまれないであろう、と勝手に推察し購入することを止めました。
○ お話し :
今年は今のところ“枯れ梅雨”の状況ですね。しかし梅雨にはアジサイの涼やかな花の色は、うっとうしい季節にひときわ鮮やかに映えます。別名は英名で『ハイドランジア』といい、その意味は「水の容器」という意味で、西洋でも雨に似合う花とされているようです。日本古来のガクアジサイは、額縁のように周囲に花をつけ、セイヨウアジサイとは違った清楚な美しさがあります。
・花の色とpH ・・・・・
一般には、アルカリ性ならば「赤」、酸性ならば「青」になると言われています。日本の土壌は一般には酸性であるので、青や紫が多い。
(だから、畑には、石灰をまいて土壌を中和あるいはアルカリ性にします)
○ 花言葉 :
・移り気・・・・・色が開花してから時間が経つに従って変化することから。
・冷淡・・・・・・花の色の印象から
・辛抱強さ・・・・・アジサイの花期が長いことから。
○ 万葉集から : 紫陽花を詠んだ歌は二首
あぢさゐの 八重咲くごとく 八代(やつよ)にを
いませ我が背子(せこ) 見つつしのはむ
(巻20 4448 橘諸兄(たちばなのもろえ))
【訳】 紫陽花の花が咲くように、うついつまでも栄えて下さい。あなた様を見仰ぎつつお慕いいたします。